テンセント互娱 K1 合作部と That’s No Moon スタジオは 2026 年 6 月 8 日、『CrossFire』の系譜を継ぐ完全新作シングルプレイ・シューティング『CrossFire:潜伏』を世界初公開した。Unreal Engine 5 で描かれる本作は、従来のシリーズが築き上げた GaaS(サービス型ゲーム)の枠組みを飛び出し、濃厚なナラティブと独自のメカニクスで IP の新たな地平を切り拓く。









戦場に渦巻く「人間性」を描くタクティカル・ドラマ
18 年の歴史を持ち、オンライン対戦(PVP)の代名詞とも言える『CrossFire』。その最新作が目指すのは、銃撃戦の先にある「物語」だ。That’s No Moon の最高クリエイティブ責任者 Taylor 氏は、シリーズ未経験者でも一気に引き込まれるような、キャラクターの内面に踏み込んだ世界観の構築に注力したと語る。
物語の軸となるのは、傭兵「Layla」(ライラ)と、ある目的のために彼女と手を組む「Cross」(クロス)の二人。急進的な思想を持つライラと、秩序を重んじるクロス。背反する信念を持つ二人の共闘は、やがて不信感から激しい決裂へと向かっていく。単純な勧善懲悪ではない、エゴと信念が交錯する生々しい人間ドラマが、プレイヤーを物語の深淵へと誘う。
「張り付く」時代は終わった――次世代の「アダプティブ・カバー」
ゲームプレイの核を成すのは、独自開発された「アダプティブ・カバー(自適応掩体)」システムだ。これまでのシューティングゲームで見られた、特定の壁に吸い付くような不自然な挙動は存在しない。本作ではこれを、プレイヤーの直感に寄り添うシームレスな体験へと進化させている。
このシステムでは、キャラクター周囲の判定と敵の射線をリアルタイムで演算。プレイヤーが潜行の意思を示すだけで、キャラクターは地形と視線に応じて最適な姿勢を自動的に選択する。これにより、固定された遮蔽物に縛られることなく、戦場のあらゆる起伏を活かしたスムーズな隠密行動が可能となった。
地貌を活かすタクティクスと、リアリズムの融合
「アダプティブ・カバー」の恩恵は、アクションの快適さだけにとどまらない。敵兵を「プログラムされた標的」ではなく「生きた人間」として認識し、その視界をいかに盗むかという高度なタクティカル要素を生み出している。音を殺して背後を突くステルスプレイから、遮蔽物を渡り歩く強襲、狙撃地点の確保まで、プレイヤーの判断がそのまま攻略ルートを形作る。
さらに、このシステムはレベルデザインの在り方も変えた。従来の「戦闘開始」を予感させる不自然な箱型オブジェクトの配置を撤廃。自然な地形そのものを戦場として設計できるようになったことで、プレイヤーは常に「どこに敵が潜んでいるかわからない」という本物の緊張感の中で、隠密と強襲の境界線を行き来することになるだろう。
停滞していたシューティングゲームのカバーアクションに一石を投じる『CrossFire:潜伏』。ステルスの緊迫感とダイナミックな戦闘を融合させたこの革新こそが、本作を唯一無二の存在へと押し上げる。
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