ソニー・インタラクティブエンタテインメントの配信番組「State of Play」にて、S-Gameが手掛ける武侠アクションRPG『影之刃零(Phantom Blade Zero)』の最新トレーラーが公開された。これに合わせ、プロデューサーの梁其伟(Soulframe Liang)氏は、本作の発売日を当初予定していた2026年9月9日から50日間延期し、2026年10月29日へと変更することを発表。あわせて、今夏より予約受付を開始することを明らかにした。






「武侠パンク」を研ぎ澄ますためのブラッシュアップ
梁其伟氏は自身のSNSを通じ、ファンへの謝罪とともに延期の背景を詳述した。開発チームは現在、キャラクターモデルのさらなるリファインと、ステージアセットの再構築という2点に全リソースを注いでいる。これまでの「重厚でダーク」なトーンを継承しつつ、独自の「武侠パンク」という世界観をより鮮明に描き出すため、視覚的なバリエーションに富んだロケーションを拡充。探索の深みを増すことで、プレイヤーに提示する体験の密度を一段階引き上げる狙いだ。
また、これらのグラフィックス向上は、レイトレーシングといった特定のハードウェア機能に過度に依存することなく進められている。これは、多様なプレイ環境において均一かつ最高水準のパフォーマンスを維持するための最適化プロセスであり、梁氏は発売前の「最終局面」を用いて、作品のポテンシャルを最大限に引き出したいと意欲を見せている。
今夏、単独の「State of Play」でゲームプレイを深掘り
今後のロードマップとして、今夏には2つの大型映像の解禁が予定されている。1つは予約開始に合わせて公開される最新のゲームプレイ・プロモーションビデオ。そしてもう1つは、本作単独で実施される「State of Play」にて披露される、15分から20分に及ぶディープダイブ(詳細解説)映像だ。ここでは独自のアクションシステム、キャラクタービルド、探索要素など、初公開となるゲームメカニクスが網羅的に紹介される予定となっている。
激戦の2026年、純粋な完成度で勝負
ユーザーコミュニティからは「クオリティアップのための延期なら歓迎する」といった建設的な反応が寄せられている。2026年9月は『Marvel’s Wolverine』や『Silent Hill: Townfall』、『鬼武者:剣之道』といった注目作が重なる時期だが、梁氏は今回の判断が市場の重複を避けるための戦略的な回避ではないことを強調している。
10月末への延期により、11月発売予定の『GTA6』に近いリリーススケジュールとなるが、梁氏は2026年が稀に見る豊作の年であることを認めつつも、他タイトルの動向に関わらず自社製品の完成度を徹底的に追求する姿勢を示した。「真の侠客のように、なすべき仕事を成し遂げたい」と締めくくり、開発への強い決意を表明した。
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